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中小企業を襲う物流2024年問題【よろず中小企業診断士日記24-7】

昨日はB社とH社とのお見合い仲人をしていました。

 

というのも、両社は同一エリア内で食品卸売業を営む、いわばライバル企業。たまたま、両社は私のクライアントということもあり、昨年引き合わせたのです。

 

食品卸売業、とりわけ中小零細は非常に厳しい環境にあります。物価高騰による仕入れ価格の相次ぐ引き上げ、インボイス導入により外注先である個人事業主の相次ぐ撤退、そして待ったなしの物流2024年問題。

 

政府は物流中長期計画として、運転手10%賃上げ、荷待ち年125時間の削減、トラック積載効率の向上などの目標を掲げました。これら目標は、食品卸売業界にも確実に影響すると考えられ、その対応は急務と言えます。

 

 

両社もご多分に漏れず、価格転嫁が追い付かずに利益率は低下。そして、働き手の高齢化等深刻な人手不足時代の到来に戦々恐々としています。

 

そんな中、ライバル企業同士が協働することで、現状打破できないかと考え、両社を引き合わせたのです。昨日は、値上げが著しい乳製品の共同仕入、自社品の相互販売、そして一部エリアにおける共同配送について協議しました。

 

これらが上手くいったとしても、抜本的な問題解決にはならないでしょう。中長期的には、大胆な構造改革も視野に入れています。でも今は、今できることをやるしかない。

 

B社長「はあ~、明日からバーンと利益が上がるような方法ないかなあ」

私「そんな方法はありませんよ(^^;)今は地道にやるしかありません」

B社長「おっしゃる通りです(-_-)」

H社長「うちのトマトラーメン売ってね~」

 

 

お土産にもらったとまとらーめんとヨーグルト

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